DISCLOSURE2018
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6DISCLOSUREJAながさき県央リスク管理体制 組合員・利用者の皆さまに安心してJAをご利用いただくためには、より健全性の高い経営を確保し、信頼性を高めていくことが重要です。 このため、有効な内部管理態勢を構築し、直面する様々なリスクに適切に対応すべく「リスク管理基本方針」を策定し、認識すべきリスクの種類や管理体制など、リスク管理の基本的な体系を整備しています。 また、この基本方針に基づき、収益とリスクの適切な管理、適切な資産自己査定の実施などを通じてリスク管理体制の充実・強化に努めています。信用リスク管理方針 信用リスクとは、取引先の財務内容の悪化等により、貸出金などの元本や利息の回収が困難となり、金融機関が損失を被るリスクのことです。 当JAでは、大口案件または、個別の重要案件に係わる貸出金の審査については、本店債権管理課が担当し、貸出資産の健全性の維持・向上に努めています。審査にあたっては、特定の業種および貸出先に偏ることのないよう留意するとともに、個別案件についても担保価値のみに捉われることなく、貸出先の信用力、事業内容および成長性を十分に審査し、信用リスクの管理を徹底しています。 また、資産の自己査定については、支店での一次査定に加え、本店による二次・三次査定を実施し、自己査定の適切性の確保に努めています。市場関連リスク管理方針 市場関連リスクとは、様々な市場のリスク要素(金利、有価証券価格、為替相場など)の変動により保有資産価値が変動し、金融機関が損失を被るリスクのことです。 当JAでは、運用・調達ならびにヘッジの方針などを協議する機関としてALM委員会を設置し、体制強化を図っております。 また、運用担当者を複数配置して相互に事務管理を検証させるとともに、リスク管理部署として総務部経営管理課を位置付け、内部牽制を強化しております。 加えて、余裕金にかかる運用規程およびリスク管理手続についても整備を行い、市場リスクのコントロールに努めております。オペレーショナル・リスク管理 オペレーショナル・リスクとは、業務の過程、役職員の活動もしくは、システムが不適切であること又は外生的な事象による損失を被るリスクのことです。 当JAでは、事務手続にかかる各種規程を理事会で定め、その有効性について内部監査や監事監査の対象とするとともに事故・事務ミスが発生した場合は速やかに状況を把握して理事会に報告する態勢を整備して、リスク発生後の対応及び改善が迅速・正確に反映できるよう努めています。流動性リスク管理方針 流動性リスクとは、金融機関の財務内容の悪化や信用の失墜により必要な資金の確保ができなくなり、資金繰りがつかなくなる場合や、資金の確保に通常よりも高い金利での資金調達を余儀なくされる場合に損失を被るリスクのことです。 当JAでは、こうした不測の事態を未然に防ぐため、利用者からの苦情や風評に対する情報収集と適切な処理の出来る体制を整備し、信頼の維持・確保に努めています。リスク管理の状況リスク管理の状況リスク管理の状況

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