DISCLOSURE2022
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JAながさき県央1真 壁 正二郎長崎県央農業協同組合代表理事組合長 国内景気は、未だ収束の目途がたたない新型コロナウイルス感染症の拡大に加え、ロシアのウクライナへの軍事侵攻により原油価格が急騰し更なる生産資材価格の高騰が懸念されます。今後、組合員皆様の営農やJAの事業にも非常に大きな影響を与えることが予想され、農業を取り巻く環境もますます厳しさを増してきている状況です。 そのような中、当JAにおきましては「第7次中期経営計画」がスタートし、1.「農業者の所得増大」 2.「農業生産の拡大」 3.「地域の活性化」の3つの基本目標と5本の柱を軸とした取組実践方策を掲げ、その実現に向けて組織一丸となって取り組んでまいります。 農業面につきましては、販売力強化による農業者の所得増大に向けて、営農指導員の資質向上と県普及員と連携した巡回指導の徹底による営農指導体制の強化、外国人労働者の活用をはじめとする労力支援対策を図るとともに、生産資材では、各部会役員の皆様を中心に協議をしていただいた結果を踏まえて、主要品目(肥料・農薬)の取扱拡大による更なる価格低減と、出荷用ダンボールの構造変更等による新規格の開発に努め資材コストの削減に取り組み、農業者の所得増大と農業生産の拡大を図ります。併せましてSDGs(持続可能な開発目標)の取組強化として、環境に配慮した資材活用へ取り組んでまいります。又、本年10月開催の「和牛のオリンピック」第12回全国和牛能力共進会鹿児島大会を見据え、入賞を目指し部会・関係機関・JAが一体となって取り組んでまいります。 地域の活性化へ向けては、新型コロナウイルス感染症の状況を勘案しつつ、運営委員・青年部・女性部の皆様、又准組合員の皆様の声を経営に反映するとともに、一層の事業利用と組合組織や協同活動への参加を促し、各支店を中心とした食農教育、各種イベントの開催・参画を通じて、管内農畜産物のPRと地域貢献に努め、JAの存在意義を示す活動に鋭意取り組んでまいります。 最後になりますが、令和という新たな時代へと歩み始め4年目を迎えますが、「コロナ禍」も相重なり、農業を取り巻く環境は急激に変化いたしております。しかしながら、私たち役職員一同は新型コロナウイルスの収束を願いつつ、当JAの経営の原点は「組合員の皆様」であることを肝に銘じ、このような厳しい環境の中から学んだことをプラスに置き換えなければなりません。 組合員の皆様のために何ができるかを常々考え、実践し、組合員の皆様と笑顔を分かちあえますよう、一歩一歩、前へ前へと進んでまいりたいと思っておりますので、これまで以上の叱咤激励、ご理解とご協力を賜りたいと存じますのでよろしくお願い申し上げます。ごあいさつ

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