2020年4月23日

「甘香」お待たせ 「長崎早生」に続き出荷スタート

 

 管内で4月上旬、ハウスビワ「長崎早生」に続き「甘香」の出荷が始まっています。2020年産は暖冬により気温が例年より高かったことで、出荷が1週間程度早まりました。大きな病害もなく順調に生育し、出荷開始時点では4Lサイズ12個入りが4500円程度で推移しています。ピークは中旬以降を見込み、4㌧を目標に関東・関西方面に出荷を進めます。営農指導員は「2020年産も、色付きが良く綺麗に仕上がった。収穫時の傷に注意するよう促していく」と話しました。

 ハウスびわ部会は、玉太りが良く果汁が多い「甘香」を約15年前に導入。1本の樹から採れる数が少なく栽培の手間がかかることで、通常のビワに比べて高単価。3月上旬から収穫・出荷が始まる「長崎早生」と時期をずらして栽培しており、効率良く高単価販売が出来るよう工夫しています。部会員の植木田浩信さんは「今年も無事に出荷が始まって良かった。ビワはデリケートなので丁寧に収穫を行ない、消費者に美味しいビワを堪能してもらいたい」と笑顔で話しました。