2020年4月23日

新たな配合飼料を導入 コスト低減に向けて前進

 2020年度から、県下統一銘柄の新配合飼料「長崎和牛前期」と「長崎和牛後期」の導入を始めました。長崎県下JAで一体となって導入することで、飼料供給のスケールメリットを活かした「飼料のコスト低減」や「畜産農家の所得向上」が期待できます。今後は牛の月齢や発育状況を見ながら、新配合飼料に切り替えを行ないます。

 当JAは2018年から2019年12月にかけて、長崎県JAグループによる「JA配合飼料等コスト低減プロジェクト」に参加。2種の新配合飼料を用いた試験に取り組んできました。新配合飼料を使用して、枝肉重量やロース芯、BMS値(脂肪交雑)などを測定。従来の配合飼料に比べて遜色ない結果となりました。特に重視すべき枝肉重量については、新配合飼料を使用した試験平均は510・4㌔と長崎県平均504㌔を上回る結果となりました。畜産指導員は「飼料コストが削減出来れば、農家の所得向上にも繋がる。今後は飼料給与マニュアルを遵守した指導に努めていく」と話しました。