2020年6月11日
夏芽アスパラガスで巻き返し 基本管理徹底し出荷量安定
東彼杵郡川棚町にあるアスパラ選果場で5月21日、2月出荷の春芽アスパラガスに続いて夏芽アスパラガスの出荷が始まりました。出荷が終わる10月末までに、春芽と夏芽合わせて出荷量270㌧を目指します。選果は毎日行っており、5月末までに70㌧を出荷。ピークは6月下旬から7月上旬までの見込みです。
2月から4月にかけての春芽の出荷は、暖冬の影響で生育が早まったことで好調な滑り出しだったものの、夜温が低い時期が続いたことで出荷量が伸び悩みました。これを踏まえ、灌水や病害虫対策などの基本管理を徹底したことで夏芽は順調に生育。5月以降の出荷量は、例年並みに持ち直しています。
アスパラガス部会は今年から、規格外品を家庭で料理しやすいサイズにカットして袋入りにし直売所に出荷するなど販売方法を工夫。新たな販売方法の確立で、販売額の向上も図っています。
販売担当者は「夏芽は順調に出ており出荷量も安定してきた。これから暑くなるため、生産者には熱中症対策を万全にして収穫に励んでもらいたい」と話しました。