2020年6月25日
外国人労働者雇用の本格導入へ最終調整
令和2年5月から、諫早市飯盛町のバレイショ農家で外国人労働者の試験的雇用を始めました。昨年度からスタートした第6次中期経営計画の柱の1つである「多様な農業形態に対応する労働力支援」の一環。収穫ピーク時の慢性的な労働不足の解消を目的に実施し、外国人労働者雇用制度の本格導入に向けた最終判断とする構えです。
今回は、外国人労働者の「リレー派遣」方式を採用しました。農業分野の人材派遣会社「株式会社エヌ」と全国各地の派遣会社が提携し、農繁期に作業員が必要となる地域に外国人を派遣する方法を採用することで通年雇用が可能となります。この方式を導入することにより「農閑期を含んだ通年雇用は困難」という課題が解消できる仕組み。他にもコミュニケーションや宿泊先の確保など様々な課題も実践の中で確認していきます。
今回の受入先であるバレイショ農家の後田繁春さんは「まじめによく働いてくれてとても助かっている」「理解が早く、日本語でのコミュニケーションもとりやすい」と評価も上々。外国人労働者のサム・ソペアさんは「カンボジアでは米農家をしている。日本でお金を貯めながら知識や技術を学び、カンボジアに戻ったらコンバインを買いたい」と笑顔で話しました。管内での雇用を終えた後、11月からの本格的導入に向け検討を重ねていきます。