2020年9月16日
九州管内系統枝肉共励会 長與さん初の銅賞 部会員入賞は2年連続
福岡県で開催の「九州管内系統枝肉共励会」で9月5日、JAながさき県央肥育牛部会の長與和則さんが銅賞を受賞しました。長與さんは過去5回出場し今回が初めての入賞。部会員の入賞は昨年に続き2年連続となりました。
九州全体で136頭の出品があり、入賞確率は約7%と“狭き門”を突破。長與さんの肉牛は、等級A5、BMS(脂肪交雑)が最高値の12、歩どまり80.3%などいずれも高水準で、「長崎和牛」の品質の高さを証明しました。
長與さんは同共励会に向けて、約20ヶ月に渡り同JA、関係機関の巡回調査を受けました。超音波画像診断装置(スーパーアイミート)でロース面のサシの入り具合や枝肉の形状を確認しながら、肉牛の品質を保つため飼養管理を徹底してきました。長與さんは「コロナ禍で色々な大会が中止になったが、共励会を開いて頂いて感謝している。今回は良い牛にも恵まれ、『長崎和牛』の銘柄確立に貢献できて嬉しい」と笑顔で話しました。
長與さんは約30年前、同JAに勤める傍ら「生産者の気持ちを理解したい」1から肥育牛経営を始めました。牛舎を手作りするなど徐々に規模を拡大。退職後は専業農家として従事し、現在は110頭を飼育しています。