2020年12月18日
リレー派遣本格導入!農繁期の戦力として大活躍
11月下旬、令和2年度の外国人労働者雇用制度が本格的に始動しました。第6次中期経営計画の柱の1つである「多様な農業形態に対応する労働力支援」の一環です。今年5月、収穫ピーク時の慢性的な労働不足の解消を目的に試験的導入を開始しました。関係機関とも協議を繰り返し行い、年度内の導入に漕ぎ着けることができました。
導入を決定したのは「リレー派遣」方式。長崎県と長野県で農繁期のタイミングに合わせ交互に派遣する方法です。6月、長崎県で試験的導入を終えて長野県へ移動。リンゴやキャベツなど収穫したのち、ニンジンの収穫時期に合わせて長崎県へ派遣することで、通年雇用形態を実現しました。雨天時の労働場所や、コミュニケーション問題といった様々な課題も大方クリアしています。
11月からは外国人労働者を計6人受け入れており、うち3人は試験段階からの継続雇用です。親しみやすく話題の中心として、作業員や農家から高い評価を受けています。カンボジア人のヘイン・ヴェインさん(33)は「みんなとてもやさしくしてくれる。長野も楽しかったけど長崎の人たちに会いたかった」と笑顔で話しました。
来年2月末までニンジン収穫を続け、「株式会社エヌ」とともに今後の作物の収穫についても検討を重ねています。