2021年1月8日

新品種「かれん」導入 収量増大と所得向上のカギに

 中部地区トマト部会は、2020年産から新品種「かれん」の試験栽培を開始し、12月中旬から収穫を始めました。「かれん」は黄化葉巻病耐病性があり、「食味の良さ」「収量性の高さ」「作業効率の良さ」を兼ね備えています。現在、部会員3人が約30㌃を栽培。数年かけて大きな問題が無ければ栽培面積を広げ、主力品種として更なる「収量増大」「所得向上」を目指します。

 大村市のハウスで「かれん」を8㌃栽培する早田貴文さん(47)は「これまでの品種に比べて、玉揃いが良く秀品率も高い。枝葉の上下間隔が短く枝が折れにくいため、紐で固定する手間が省けて作業しやすくなった」と話します。2020年9月下旬に定植し、大きな病気もなく順調に生育。現在は週に2回収穫しており、品質は安定しています。

 導入して間もないため、部会員が早田さんのハウスに集い定期的に現地検討会を実施。栽培管理や生育状況について情報共有しています。