2021年1月21日
小串トマト出荷目前 目標1億超 コンテナ出荷増やす
小串トマト組合は1月14日、東彼杵郡川棚町で2021年産小串トマトの出荷目ぞろえ会を開きました。今年産の販売高目標は1億円。従来の箱出荷と並行し、契約出荷を昨年より500ケース(1ケース8㌔)増やすことを申し合わせました。契約先での袋詰めや通いコンテナを活用することにより、労力軽減と配送コストの低減を図り「単価の安定」と「所得向上」に繋げる狙いです。県内や福岡方面を中心に、1月下旬から出荷予定。最盛期は4月を見込んでいます。
今年産は12月から急激に気温が下がったことで生育に遅れが生じましたが、ハウス内の室温や湿度の管理、防除などを徹底したことで品質は良好。定期的な勉強会の開催や環境制御装置の活用などの効果も相まって、年々秀品率が伸びているといいます。同組合の一瀬薫組合長は「美味しい小串トマトを多くの消費者に届けたい。たくさん食べて健康な体を作り、コロナに打ち勝ってもらいたい」と話しました。
同組合は、組合員5戸で構成。現在は、平均年齢20代の若手4人が3代目を担っています。今年4月から新たに1人の若手後継者が加わる予定で、今後は若手の活躍に期待がかかります。