2021年7月12日

春カボチャ収穫、出荷ともに順調

 中部営農センター管内で、2021年産春カボチャの収穫と出荷が順調に進んでいます。収穫作業は7月中旬まで続き、収量は約60㌧を見込みます。出荷は6月28日から始まっており、8月上旬まで続く予定。主に関西に向けて出荷します。

 今年産は早い梅雨入りにより、日照不足や受粉があまりできなかったことから着果数は少ないですが、その後天候が回復したため品質は良好です。サイズは2L、3Lが中心。品種は主に「くり将軍」で、他の品種に比べてホクホクとした食感が特徴。完熟収穫を徹底しているため特に甘さが強いです。

 高品質の春カボチャを出荷するため、出荷時に収穫後の風乾の徹底や抜き取り調査などを実施。抜き取り調査では、腐敗果や未熟果の混入を防ぐため、実を2つに割って熟度の具合を調べ、表皮の傷の有無を検査します。

 同センターの川原大樹指導員は「高品質の春カボチャに仕上がっている。完熟した春カボチャをぜひ多くの人に味わってもらいたい」と話しました。