JAながさき県央 DISCLOSURE2024
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JAながさき県央1真 壁 正二郎長崎県央農業協同組合代表理事組合長 国内景気は、コロナ禍の3年間を乗り越えて緩やかな回復傾向にあるものの、国際情勢や円安の影響による物価の高止まり、働き方改革関連法改正に伴う「物流2024年問題」によるコスト負担増、また日銀のマイナス金利政策の解除など今後の動向が注視されます。また、我が国の農業を取り巻く環境は食料安全保障や持続可能な農業への意識の高まりなどこれまで以上に激しく変化しており、私たちJAの役割はますます大きなものとなっております。 そのような中、令和4年度よりスタートした「第7次中期経営計画」も最終年度を迎え、主たる取り組みの柱である「農業者の所得増大・農業生産の拡大」へのさらなる挑戦、「地域の活性化」への貢献など、実践項目に基づく取り組みの成果をお伝えできるよう全力を尽くす所存でございます。 農業面につきましては、出向く体制の強化、新規就農支援や労力支援を実施するための担い手推進対策課を設置、スマート農業技術の実用化に向けた推進検討を行うとともに、生産資材では、大型規格品やキャンペーン品目の取り扱いを拡大し資材コストの削減に努めるなど、その他多岐にわたる課題解決への取り組みを実践してまいります。また、施設面では、令和6年8月に飯盛給油所新店舗、令和6年10月に長崎県産農畜産物を主としたAコープ焼肉店のオープンを予定しており、組合員・地域の皆様により良いサービスを提供し地域に密着した店舗作りができるよう取り組んでまいります。 地域の活性化へ向けては、正組合員の皆様はもとより准組合員の皆様におきましても農業や地域経済の発展を共に支える組合員と位置づけ、当組合の事業を利用される地域の皆様の想い・願いを経営に反映するとともに、一層の事業利用と組合組織や協同活動への参加を促し、各支店を中心とした食農教育、各種イベントの開催・参画を通じて、県央産農畜産物のPRと地域貢献に努め、JAの存在意義を示す活動に鋭意取り組んでまいります。 最後になりますが、これからの社会情勢の変化に柔軟に対応しながら今後も変わらず挑戦を続け、めざす姿「喜ばれることを喜びとする農業協同組合」の実現に向けて、組合員の皆様や地域の皆様にとってなくてはならないJAであり続けるよう役職員一丸となり全力で取り組んでまいりますので、これまで以上のご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。ごあいさつ

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