みのりん2022年5月号
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茶北部営農センター 指導振興課イ 多発すると防除効果が低下しますので、一番茶の遅れ芽の整枝後に防除を行って下さい。2022.5《5月の運勢》 乙女座 8/23~9/22全体運/なかなか前に進めずいら立ちもありそうですが運勢は良好。ポジティブシンキングが問題解決の鍵。諦めないで健康運/ついうっかりする傾向が。ブレーキを点検  幸運の食べ物/チンゲンサイ9一番茶被害園中切り等の茶園の枝上更新作業を随時実施されるかと思いますが、来年産茶の品質・収量に大きく影響する作業ですので、更新する高さと時期を十分考慮して実施して下さい。拡大山口 耕大1)追肥 一番茶摘採後に樹勢回復、二番茶の品質・収量向上のために追肥を施用します。・施肥例:硫安 2袋/10a 又は     BB新緑 2袋/10a2)遅れ芽の整枝 二番茶に遅れ芽が混入すると品質低下を招きますので、一番茶摘採後に2回に分けて遅れ芽を除去します。一番茶摘採後、1回目を0~5日目に、2回目を17~22日目に行います。整枝の位置は一番茶摘採面で整枝します。なお、1回しか整枝ができない場合は遅れ芽の状態をよく観察し、一番茶摘採から10日~20日後に行って下さい。3)中切り更新  毎年摘採を繰り返すと枝が細く、葉は小さくなり、生産能力が衰えますので、そのような茶園では二番茶の摘採は行わずに中切り更新を行います。また、樹勢が弱っている茶園では中切り更新は行わず、二番茶摘採後、秋まで放任し、樹勢をつけてから翌年に更新してください。① 中切りの時期は秋までの回復期間を考慮し、5月25日頃までに行います。② せん枝位置は地上から40~50cmの高さが目安ですが、過去の更新履歴や枝の状態を考慮して行います。③ 中切り後、60~70日(再生芽が5~6枚開葉する7月下旬頃)で中切り面から0~5cmの高さで新葉を2~3枚残す程度で整枝します。4)防除①チャノキイロアザミウマ・チャノミドリヒメヨコバ②カンザワハダニ 一番茶摘採後にカンザワハダニの発生を確認した場合は防除を行いましょう。特に、凍霜害にあった茶園は多発しやすいので注意してください。③クワシロカイガラムシ 第一世代の防除適期は5月中下旬頃ですが、地域によって防除適期が異なりますので営農指導員にお尋ね下さい。ただし、今年、プルートMCを散布した茶園では防除の必要はありません。④ナガチャコガネ 前年の秋に幼虫が新根を食害する事で、一番茶芽が霜害にあったように芽伸びが悪くなる被害です。被害を受けた茶園は翌年も発生する可能性が高いので、成虫が発生する6月か幼虫が発生する10月に防除を行います。一番茶摘採後は徐々に被害箇所がわからなくなってしまうので、一番茶の芽伸びが悪かったところを写真にとるなど記録しておきましょう。

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