JAながさき県央 20周年記念誌
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 長崎県央農業協同組合が、合併20周年を迎えられましたことを心からお慶び申し上げます。貴農協は、「長崎県新農協合併構想」に基づき、平成12年に本県で初めての広域合併農協として発足されて以来、県央地域における農業振興の中核としてだけでなく、地域社会を支える重要な役割を担ってこられました。 皆様ご承知のとおり、本県農林業におきましては、担い手の減少や高齢化の進行に加え、近年の自然災害の頻発・激甚化などもあり、産地の縮小や農山村地域の活力低下が危惧されております。 農業は本県にとって重要な基幹産業であることから、中山間地域に適した本県ならではのスマート農業の普及拡大や県内外からの新規就農者の確保などに取り組み、担い手の確保、生産性の高い産地の育成や農業所得の向上につながる各種施策をJAグループと連携して取り組んでいるところであります。 そのような中、貴農協は歴代組合長を中心として組合員と役職員が一丸となって産地づくりに取り組まれており、特に飯盛・有喜地区においては農地の基盤整備とあわせて、ばれいしょ・にんじんの集出荷施設等を整備され、県内トップレベルの産地となるなど、地域農業の活性化と農業所得の向上に大きく貢献されております。 また、新規就農者の確保・育成への取組として、受入団体等登録制度にも各産地から積極的にご協力をいただいており、Uターン者等の地域定着や産地の維持・拡大に着実な成果を上げておられます。 さらには、平成24年の全国和牛能力共進会における日本一の獲得や、全国茶品評会での平成29年から4年連続の日本一達成により、県央地区はもとより本県の農畜産物のブランド力向上に大きく寄与されるなど、永きにわたる本県農業に対するご貢献に心から敬意を表する次第であります。 貴農協におかれましては、この合併20周年を機に、更に積極的に事業に取り組まれ、地域農業の振興はもとより本県JAグループの発展に一層大きな役割を果たされますことを期待しております。 結びに、長崎県央農業協同組合の今後益々のご発展と、組合員並びに役職員の皆様のご健勝、ご活躍をお祈りいたします。祝 辞長崎県知事中村 法道地域農業の振興と発展に一層大きな役割を04

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