Mitte vol.3 2017年5月
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同年代の仲間たちがいることは、相談ごとや情報交換だけではなく、モチベーションの向上にもつながっている妻の絵里子さんと生後10ヵ月の長女・英茉(えま)ちゃんに支えられている尚人さん❶直径18cmのフライパンにオリーブ油大さじ2をひき、じゃがいも、たまねぎ、ベーコンを入れ、弱火にかける。7~8分炒め煮にして火を通す。❷溶きほぐした卵と❶をボウルに入れて混ぜ合わせ、塩で味を調える。❸フライパンにオリーブ油大さじ1を熱し、❷を流し入れて底面を焼き固め、焼き色がついたら表裏を返す。フライパンより一回り小さいふたなどで上からぎゅっと押しながら底面を焼き固める。❹❸を8等分に切り分け、マヨネーズとマスタードのソースを添える。じゃがいもの洋風卵焼きじゃがいもを使った手軽なのに本格的なレシピをご紹介します!〈調理方法〉じゃがいも(厚さ5~8mmにスライス)卵たまねぎ(スライス)ベーコン(4等分)マヨネーズ粒マスタードオリーブ油塩2個3個1/4個3枚大さじ1適宜大さじ3適宜●材料〈4人分〉JAながさき県央のホームページでは、このほかにも様々なレシピを公開しています!検 索http://www.janagasakiken-ou.or.jp/JAながさき県央JAながさき県央ばれいしょ部会 JAながさき県央ばれいしょ部会は、諫早市、大村市の生産者356人で「長崎じゃがいも」の「メークイン」「ニシユタカ」「アイユタカ」を栽培。5〜6月にかけてピークを迎える春じゃがいもを中心に生産しています。 部会は毎年、春じゃがいもだけで約1万㌧を京阪神・中国地方を中心に出荷しています。特に、粘質で舌触りがよく煮崩れが少ない「メークイン」は、県内生産量の7割以上を占めており、県内一の産地です。 全国2位の生産量を誇る長崎県の中で、メークインの産地として、更なるブランド確立を目指し、面積の拡大や土づくり、労力削減などに取り組み、消費地からは品質や出荷量で高い評価を受けています。 飯盛・有喜地区のじゃがいもづくりを支えているのが、尚人さんら若い力だ。農家の高齢化・後継者不足が叫ばれる中、この地区には尚人さんのように代々農家を継いで頑張っている20〜30代の後継者が多く、ばれいしょ部会や青年部などの場で頻繁に情報交換を行い、横の繋がりも強い。 「幼い頃からの顔なじみのメンバーが多く、何かあった時に気兼ねなく相談できるのは心強いです。たまに意見がぶつかったりしますが、それは自分の仕事に情熱を持って取り組んでいるから。これからも飯盛・有喜産じゃがいものさらなる高品質化を目指し、お互い切磋琢磨していければいいですね」と尚人さんは言う。 先人たちが血の滲むような努力を重ね、自然と共生してつくりあげたメークイン。今日、売り場で手にしたメークインには、飯盛・有喜地区のこれからを担う若い農家たちの情熱が詰まっているかもしれない。※「ばれいしょ(馬鈴薯)」とは「じゃがいも」の意。17世紀の中国で名づけられ、公的な呼び名として用いられています。若い力の結束が起こす相乗効果。「元気な産地」を生み出す情熱。スマホ・タブレットはこちらの二次元コードからチェック!!YouTubeで動画配信中!今回の取材の様子を検 索MitteチャンネルJAながさき県央動画チャンネルMitte紙面で紹介しきれなかったインタビューの様子や裏話を公開!料理上手のワンポイントトマトとたまねぎのみじん切りを付け合わせると一味違います!たまねぎこれさえ知れば、もっとごはん上手たまねぎに含まれるアリシンは、ビタミンB1の吸収を高め、新陳代謝を促進し、疲労回復や食欲不振に効果を発揮します。また、血液をサラサラに保つ働きもあるので、動脈硬化や心臓疾患、脳卒中の予防に有効と言われています。アリシンが効果的に作用するのは、生で食べたとき。たまねぎを生で食べて、美味しく健康に役立てましょう。1975年茨城県水戸市生まれ。高校卒業後、都内のすし店で修業後、帰郷し懐石料理を学ぶ。2013年12月に畑とつながるをコンセプトとした「キッチン晴人」をオープンし、地元農産物を生かした料理を提供中!ビタミン豊富な「大地のりんご」!? じゃがいもの豆知識 主成分がデンプンで、主食にもなる野菜として世界中で栽培されています。ビタミン類も豊富なことからフランスでは「大地のりんご」と呼ばれています。 日本での代表的な品種は、ホクホクした粉質系の男爵やアイユタカ、そして煮崩れしにくい粘質系のメークインです。近年では、見た目、食感ともにさまざま品種が栽培され、好みや用途に合わせた選択肢も増えてきました。 ちなみに「新じゃが」は品種名ではなく、掘りたてのまま出荷されるじゃがいものこと。小ぶりで皮が薄く、みずみずしいので、皮ごとフライにしたり、煮物にするのに向いています。ほっくり茹であげたいときは、皮つきのまま、まるごと水からゆっくり茹でましょう。じゃがいもの栄養 豊富に含まれるビタミンCは、デンプンに包まれていることで、加熱などで壊れにくいのが特徴。ビタミンCには、抗酸化作用や美肌効果などが期待できます。また、高血圧予防やむくみ改善につながるカリウムも豊富。じゃがいもの選び方 持ったときに重量感があるもの。傷がなく、しなびていないものを選びましょう。芽が伸び始めたり、表面が緑色になっているものは避けてください。 じゃがいもは品種によって特徴や食感が異なります。ホクホク感が強い男爵やアイユタカは、コロッケやポテトサラダのような料理に向いています。一方メークインは煮崩れしにくい特徴があるため、肉じゃがやカレーのような煮込み料理にうってつけです。いいもりポテト元気くんレシピ監修「キッチン晴人」オーナーシェフ 永井 智一永井 智一 (ながい ともかず)にじ

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