Mitte11 vol.11
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 隅さんのいちごのビニールハウスを訪れたのは、2021年11月下旬のこと。11月下旬といえば、いちご農家にとっては一番果の出荷に向けて大事な時期だ。特に昨年は10月〜11月にかけ 隅さんが生産しているいちごは「ゆめのか」。市場でも人気の品種だ。見た目は鮮やかな赤色で果汁を多く含み、ほどよい酸味が甘さを引き立ててくれる。果肉がしっかりとしていることか地域だ。若手生産者も多く、仲間で切磋琢磨しながら「消費者に選ばれる産品」を目指して特産品の生産に励む。この活気ある地域でいちごを生産する隅さんに、いちご栽培にかける想いを聞いた。流の田舎」を目指す農の郷・東彼杵町。稲作をはじめ、果樹やお茶、黒毛和牛と多種多様な農畜産物の生産が盛んな「一大村湾が目の前に広がる東彼杵郡東彼杵町八反田郷でいちご農家を営む英幸さんは、若手いちご農家で作るいちご部会北部支部北部地区いちご研究会の中心的な人物。おおらかながら男気ある性格で、農家仲間からも慕われている存在です。元自衛官という異色の経歴の持ち主ですが、いちご栽培に関しては人一倍こだわりが強く、消費者にいちごが届く状況を考えながら、「隅さんちのいちごがまた食べたい!」と思わせる甘~いいちご作りを探求し続けています。すみいちご生産者ひでゆき隅  英幸さん(45)

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