新資材を試験導入 「経費削減」「市場への安定出荷」に期待

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 JAながさき県央は6月から、新たなハウスミカンの平パック(1パック350㌘)を試験的に導入しました。19日、1回目の着荷試験を行い、関西方面に40パックを出荷。21日に到着しましたが、腐敗や傷など品質に問題はなく市場評価も上々です。

 新資材は、これまで使用していた平パックより材質を軽量化し、資材コストを約1割抑えたことで「経費削減」を実現。経費を抑えた分パック数量を増やすことで「市場への安定出荷」ができ、より多くの消費者に同JA産のハウスミカンを届けることが可能になります。加えて、容量を見直すことにより外装箱の形状を改め、従来は10パック入りで箱単価75円だったものを20パック入りで箱単価90円に設定。販売単価も約50円引き下げ、一般消費者が手頃な価格で味わえるようにしました。資材面と販売面の双方にメリットがある仕組みです。

 中部営農センター販売課の山口智弘さんは「新資材を活用して多くの消費者においしいハウスミカンを届けられるよう、本格導入に向けてまい進したい」と意気込みました。

 本格導入については来年を予定し、着荷試験の結果を踏まえて検討を進めていく構えです。