農業経営の先駆者・圍さん 優秀賞を受賞 数々の功績讃える

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 「まさか自分が受賞するなんて。未だに信じられない」と話すのは、諫早市飯盛町で春バレイショ4.8㌶、秋バレイショ0.8㌶、冬ニンジン3.6㌶を栽培する大規模農家の圍初喜さん(68)・みや子さん(64)夫妻。第50回日本農業賞個人経営の部で優秀賞を受賞した初喜さんは10日、本店を訪れ、これまでの農業人生を振り返りました。

 初喜さんは同部会の部会長時代に、試験栽培による優良品種の厳選や計画出荷を強化。飯盛北部地区土地改良組合の役員として基盤整備を実現し、共同選果施設導入にも一役買いました。加えて当JAの作業委託の活用、収穫機の先駆的導入など、常に新しい農業経営を追い求めてきました。その結果、今回の受賞に至りました。

 当JAは同日、2人に表彰状とトロフィーを代理で手渡しました。初喜さんは「周囲の協力のお陰で得られた結果だと思う。今後もこの結果に恥じないよう、農業経営に努めたい」と真剣に話しました。